2019.10月号vol.64

知覚過敏症から歯を守る

冷たいものや温かいものを口に入れたときに、「キーンッ」という強い刺激を感じる「知覚過敏」を経験された方も多いのではないでしょうか?

知覚過敏症は、歯の表面を覆うエナメル質が壊れてしまうことで、歯の内部にある神経に刺激が伝わってしまうために起こります。

知覚過敏症の原因の多くは、歯ぎしりや強い噛み締め、歯周病など様々な要因がありますが、直接的な原因に「歯磨き」があります。

歯磨きのときに、歯ブラシを強く当てて歯を擦り過ぎたり、歯と歯ぐきの境目をキレイにしようと歯ぐきに歯ブラシを当て過ぎることで、歯ぐきが擦り減ることが原因になる場合があります。

知覚過敏症を予防するためには、定期検診で歯ぎしりや強い噛み締めが無いかの定期的な診断と、正しい歯磨き方法を確認することや、毎日の歯磨きでは、強い力で歯を磨かないことが大切です。

また、知覚過敏を感じた場合には、むし歯ができている可能性もあることから、早めに歯科医院で受診することも大切です。

2019.10月号vol.64

トレイルラン in 十勝岳

8月18日(日)は、十勝岳トレイルランニングの大会に出場してきました。

トレイルランとは、山(林道・砂利道・登山道)などの未舗装路を走る競技です。

通常のマラソンと違って不整地を走るため、登りや下りのアップダウンやペース配分など、同じ走る競技でもマラソンとは異なる難しさがありました。

標高1,330mの十勝岳を走って登り、ときには川も走り渡り、シューズの中は水でずぶ濡れでも走り続ける過酷さと、下りでは岩肌を走って降りていく恐怖もあり、トレーニングでは味わうことがなかった緊張感を感じながらとにかく一所懸命に走り抜けました。

私は、この大会のエキスパートコース55kmに出場し、180名中60位でしたが、トレイルランをしっかり練習されている方と比べると、実力には大きな差を感じました。

圧倒されるほどの絶景を見てトレイルランの魅力を実感することができました。

2019.9月号vol.63

北大歯学部高齢者歯科学教室同門会

7月27日(土)は、私が理事長を務める「北大歯学部高齢者歯科学教室同門会」の総会が開かれ参加してきました。

今回の総会では、4月に准教授に就任された渡辺裕先生の准教授就任祝賀会と記念講演会を行いました。

渡辺裕准教授は、口腔機能低下症や口腔機能の低下が全身に与える影響など高齢者歯科学を専門とされています。

近年では、お口に問題が生じたときの早期受診や予防・早期発見を提唱する「オーラルフレイル」という言葉が生まれ、健康寿命を延ばすためにも、口腔機能がしっかりしていることが重要であると考えられています。

札幌市には地方から移住される高齢者も増えており、今後はさらに高齢者が増加すると予想されています。

高齢者が健康で豊かに生活できるためにも、それぞれの専門医療が連携を強くしていくことが重要になります。

2019.9月号vol.63

最先端のCAD/CAM歯科治療

現在、世界の歯科医療分野は目覚しい進歩を続けています。

特に「CAD/CAM(キャドキャム)」システムの分野は、これまでの歯科医療を大きく変えていくかもしれません。

CAD/CAMとは、コンピュータを使って設計や生産を行う技術のことで、CADはコンピュータによる設計支援、CAMはコンピュータによる製造支援という意味になります。

歯科でのCAD/CAMシステムとは、むし歯などの治療の被せ物を設計・製造する技術になります。

これまでは、削った歯の型取りをして模型を作り、その模型に合わせて被せ物を手作業で作製していましたが、CAD/CAMシステムでは削った歯をそのまま小型スキャナーで撮影し、そのデータを基にブロックを削り出し、精密な被せ物を作製することが出来ます。

患者様にとっては、型取りの不快感がなくなるだけではなく、治療時間の短縮や、より精密な被せ物が装着できることでムシ歯の再発リスクを軽減するというメリットがあります。

日本では、まだ普及率の低いCAD/CAMですが、数年後には広がる可能性を感じます。

2019.9月号vol.63

歓送迎会

8月3日(土)は、こうの歯科クリニックを開院から支えてくれ7月末で退職した受付兼歯科助手「畑(はた)」の送別会と、新たに入社した2名の歯科衛生士「増井(ますい)」と「佐々木(ささき)」の歓迎会を行い、日頃お世話になっている業者さんも参加して頂きました。

患者様の健康を守り続けるためには、歯科医師、歯科衛生士、受付、歯科助手が、それぞれの役割においてプロフェッショナルな技術・知識を持つことが大切です。

歯科衛生士は、口腔衛生管理(予防処置/保健指導)や診療補助、

受付は、受付業務(予約・定期検診の管理)や、医療保険制度の専門的知識の習得、歯科助手は、診療補助や医療機器の消毒・滅菌など、それぞれの技術・知識を発揮し、患者様の気持ちを受け止め、寄り添いながら、健康へと導くためのチームであり続けます。

新しい仲間が増えたことで、これまで以上に地域医療に貢献し、皆様のお口の健康をお守りするプロとしての成長に繋げていきます。

2019.8月号vol.62

ビタミンで免疫力アップ

人は免疫力を高めることで、風邪や病気から健康を守ることに繋げることができます。

免疫力を高めるためには、運動や良質な食事が大切ですが、食事ではビタミンを摂取することが重要といわれています。

ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンCには、粘膜の修復効果や細菌への抵抗力を高める働きがあり、『ビタミンB2』には、新陳代謝を高める効果もあります。

また、『ビタミンB6』には疲労を回復する効果や、肌荒れを改善する働きもありますが、妊婦さんや頻繁に飲酒する方は不足しがちになる傾向もあります。

『ビタミンC』は、ストレスによる抵抗力を高める効果もあり、美容や健康に良いといわれています。

また、これらのビタミンは食事や会話をするときに痛みを与える

「口内炎(こうないえん)」の予防や治りを早める効果もあります。

ビタミンは身近な食材に含まれていますので、少しの意識で健康を守る取り組みができます。

2019.8月号vol.62

高齢化社会の口腔ケアと医療従事者

7月12日(金)は、札幌歯科医師会口腔医療センターの主催で介護従事者を対象にした「口腔ケア講習会」を行い、私はサポートスタッフとして参加しました。

高齢化社会の現代では、入院や介護施設に入所されている高齢者が増え続けていますが、一方でそのような方々への口腔ケアについて課題も残っています。

高齢者の口腔ケアについての課題は、病院や介護施設に歯科医師や歯科衛生士が在籍していないことが原因の一つとなっています。

そのような状況から、今回の口腔ケア講習会は札幌市からの要請を受けて札幌歯科医師会が主催し、歯科医師や歯科衛生士から医療・介護従事者への正しい高齢者の口腔ケアの知識を深めてもらうい、実習も行うことで実践的な技術をお伝えしました。

高齢者にとっての口腔ケアは、生活の快適さなど生きることの質を上げる重要な要因になるほか、誤嚥性肺炎の予防など命を守ることにつながる重要な取り組みになります。

今後も、歯科医師としての使命と責任を持った活動を続けていきます。