2018.11月号vol.53

8月・9月歯科の祭典デンタルショー

8月18日(土)は札幌パークホテル、9月29日(土)は札幌ファクトリーにて、『デンタルショー』が開催され参加しました。

それぞれ主催は違いますが、どちらのデンタルショーも毎年開催され、歯科に関連する治療器材や最新診療システムなどの歯科関連メーカーが出展します。

これまで使用していない歯科材料や診療機器などを実際に見て、使用することも出来るデンタルショーは、私たち歯科医療従事者にとって、とても貴重なイベントです。

今回のデンタルショーでも、様々な製品を確認することができ、今後の「こうの歯科クリニック」でも活かしていける多くの情報を得ることができました。

常に新しい情報を取り入れ、最新の歯科医療を知ることを継続していきたいと思います。

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2018.10月号vol.52

一本の歯を失ってしまったときの治療

皆さんは、人の歯は何本あるのかご存知でしょうか?

人の歯は、通常「親知らず」を入れると32本あり、親知らずを全て抜いている方は28本になります。

それだけたくさんの歯があるなら、一本くらいなくても問題ないだろうと考えてしまう方もいらっしゃいますが、それぞれの歯には役割があり、また一本の歯がないことでお口全体に影響を与えることもあります。

一本の歯を失った場合には、固定式の「ブリッジ」、取り外し式の「部分入れ歯」のほか、インプラントの3つの治療法から選択することになります。

固定式の「ブリッジ」は、前後の歯を削りしっかり固定する治療のため、違和感も少なく、噛む力も維持しやすい治療です。

取り外し式の「部分入れ歯」は、歯を削らずに出来ることや、将来ほかの治療に移行しやすい治療ですが、固定するバネ(金具)が見えてしまったり、強く噛むことが出来ません。

特殊な治療の「インプラント」は、本来の歯に近い感覚を得ることができますが、手術や適応を判断するためには特殊な診断が必要になり、治療費も比較的高額になります。

歯を失い始めるのは、40代・50代からが最も多く、「奥歯」から歯を失っていく場合がほとんどです。

歯を失わないためにも、出来るだけ早くから歯科医院で定期的にお口のメンテナンスを受けることが効果的ですが、歯を失ってしまった場合には、患者様のお口の状態や失った歯の部位、患者様の生活を含めて話し合い、治療法を選択していきます。

2018.10月号vol.52

健康寿命とオーラルフレイル

8月26日(日)は、私が所属している「北大歯学部高齢者歯科学同門会」参加してきました。

今回の同門会では、「オーラルフレイル」についての講演が行われました。

「フレイル」は、高齢によって心身の機能や活力が衰え虚弱になった状態のことで、要介護予備群として注目されています。

フレイル期は、健康と要介護の中間の状態ですので、要介護の危険性が高まるだけでなく、健康寿命を達成できる割合が低くなると言われています。

高齢者の健康的で快適な食生活を支えるためには、歯の本数だけではなく、お口の働き(口腔機能)の衰えをしっかり守っていくことが重要とされ『オーラルフレイル』が提唱されています。

お口に関する小さな衰えを放置したり、適切な処置がされないことによって、口腔機能の低下、食べる機能障害からはじまり、心身の機能低下につながることに警鐘を鳴らした概念になります。

当院は、高齢になっても健康的な生活を送るための歯科医療をお届けします。

2018.9月号vol.51

第2回 同期勉強会

8月18日(土)の診療後は、4月にも行い、今回で2回目となった大学時代の同期との勉強会を開催しました。

勉強会では、「補綴治療(ほてつちりょう)」について学びを深めることが出来ました。

「補綴物(ほてつ)」とは、ムシ歯などで歯の一部を失ってしまった場合に、歯を修復するための「詰め物(つめもの)・被せ物(かぶせもの)」などのことです。

補綴治療には、前歯や奥歯、治療の範囲などによって、多くの治療方法があり、勉強会は、患者様の健康を守ることにもつながる『セラミック補綴治療』をテーマに行いました。

セラミック素材は、お口の中でも細菌が付着しにくいことや、特殊な接着システムにより、治療部分と歯との境目に隙間が生まれにくいことから、ムシ歯の再発リスクを大きく軽減することが出来ます。勉強会では、実際の症例をもとに、どのような治療器材を使い、どのように治療方法を選択しているかなど、医療現場に直接つながる意見を交換することが出来ました。

2018.9月号vol.51

見えない大きなムシ歯とムシ歯の再発

歯医者さんを受診し、その後の診断結果で「歯の神経を取る治療」になってしまったことや、「以前治療をした歯が再びムシ歯」になっていたという経験はありませんか?

当院にも、度々そのような患者様が受診されています。

特に、「歯の神経を取る治療」になる場合には、見た目には小さなムシ歯に見えることもあって、診断結果に驚かれる患者様がいらっしゃいます。

なぜ小さく見えるムシ歯が、神経を取るほどの重い症状まで進行してしまっているのか?疑問を持つ患者様も多いと思います。

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見た目には小さなムシ歯に見えますが、歯の内部ではムシ歯菌が広がり「見えない大きなムシ歯」になっていることがあります。

このような症状の場合、ムシ歯菌の進行によっては、神経を取る治療や、実際には大きなムシ歯のため治療期間が長くなってしまうこともあります。

また、「以前治療をした歯が再びムシ歯」になってしまうことも珍しくありません。

ムシ歯の治療は、ムシ歯菌に感染してしまった部分を削り取り、詰め物(つめもの)や、被せ物(かぶせもの)によって歯を修復します。皮膚や内臓などは、治療をすると「治癒」しますが、歯は治癒することはないので治療をしても正確には「修復」になります。

「修復した歯」には、天然の歯と修復部分に隙間や段差が生まれやすく、そこに汚れが溜まることで細菌が繁殖するため、再びムシ歯になってしまう可能性は高くなります。

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歯を一本でも治療したあとは、これまで以上にムシ歯にならないための取り組みが大切です。

毎日の歯磨きに加えて、定期的に歯医者さんでお口のクリーニングを受け、お口の中を衛生的な環境にしていくことがムシ歯予防につながります。

ムシ歯は感染症のため、放置していても進行が止まることはありませんので、「ムシ歯かな?」と感じた時には、早めに受診されるか、定期的に歯科検診を受けてムシ歯を予防していくことが大切です。

2018.8月号vol.50

歯を守る力のコントロール

先月号の、にしの通信(7月号vol.49)では、歯に過度の力が掛かることで、歯を支える骨が壊されてしまう『咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)』についての解説をしました。

『咬合性外傷』のほかにも、咬み合わせと歯を守ることには大きな関係があります。

ムシ歯や歯周病は「細菌」によって歯が失われてしまいますが、悪い咬み合わせでは「力」によって歯が失われてしまう場合があります。

高齢になり入れ歯をつくるとき、前歯よりも奥歯の入れ歯をつくる方が多いは、生活の中で奥歯により大きな力が働くことが多いためで、咬み合わせが歯に与える影響の大きさがわかります。

そのため当院では、定期検診や初めて来院されたときには、正しい咬み合わせが出来ているかの診断を行なっています。

咬み合わせの診断では、過度に咬む力が集中している部分や、歯の揺れを確認し、必要に応じて対応します。

また、様々な治療においても、良い状態の咬み合わせにつながる治療に取り組んでいます。

ムシ歯や歯周病のように、細菌に対しての治療だけではなく、お口の力を最適にコントロールすることも大切な歯科治療です。

2018.8月号vol.50

新しいホワイトニング

当院のホワイトニングが新しくなりました。

ホワイトニングには、医院で行う「オフィスホワイトニング」と、医院から専用の薬材を購入して自宅で行う「ホームホワイトニング」があります。(詳しくは「にしの通信7月号vol.49」をご覧下さい。)今回は、「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」の両方が新しくなりました。

これまでのオフィスホワイトニングは、歯に薬材を塗布した後は、光照射器という機器で光を当て続ける必要があり、患者様にも負担がありました。

新しくなったオフィスホワイトニングは、この光照射が不要になったことで、薬材を塗布した後は、本やスマホを見たりなどリラックスした状態でホワイトニング効果が出るのを待つことが出来ます。

また、これまでに比べ処置時間も短くなりました。

ホームホワイトニングも新しくなることで、これまでより短い期間で高いホワイトニング効果を得ることが出来るようになりました。

ホワイトニングについて興味がある方や、疑問などございましたら、お気軽にお尋ね下さい。