2020.11月号vol.77

CAD/CAMシステム臨床オンライン勉強会

9月28日(月)の診療後は、私が主催する歯科医師勉強会グループでオンラインセミナーを開催しました。

セミナーでは、「CAD/CAM(キャドキャム)システム」を活用した臨床について学び、有意義な時間となりました。

「CAD/CAM(キャドキャム)システム」での治療では、治療のための歯の型取りは必要なく、口腔内スキャナーによって歯をデータとして読み取ります。

読み取った歯のデータをもとに、専用ミリングマシンによって、高精密なセラミック素材の被せ物を作製します。

「CAD/CAM(キャドキャム)システム」では、圧縮された高密度なセラミックブロックを使用することで、一般的なセラミックの被せ物よりも強度もあり、より高品質なセラミック治療が可能になります。

これからの健康につながる「CAD/CAM(キャドキャム)システム」治療については、お気軽にお尋ねください。

2020.11月号vol.77

先進歯科医療CAD/CAMシステム

先月、当院で新たに導入した先進歯科医療の一つである「CAD/CAM(キャドキャム)システム」を学ぶため、友人の歯科クリニックへ訪問しました。

CAD/CAMシステムとは、専用スキャナーで撮影した口腔内の情報をコンピュータ処理をすることでデータ化し、専用機器によってセラミック素材の被せ物などを作製する治療システムです。

CAD/CAMシステムは、欧米では歯科大学のカリキュラムにもなるほど普及しています。

日本で導入されている歯科クリニックは少数ではありますが、その高い信頼性から少しずつ普及してきています。

今回の訪問勉強会では、診療での具体的な活用や、CAD/CAMシステムの最新情報などをシステムを実際に動かしながら実践的に学ぶことができました。

このような治療の質を向上させ、患者様が受ける治療の負担も軽減できるシステムが、益々普及していくことの可能性を感じました。

2020.11月号vol.77

宮の丘中学校 学校検診

9月16日(水)は、クリニックを休診させて頂き、学校の歯科検診のため、宮の丘中学校に訪問しました。

当院は、2015年から宮の丘中学校の校医となり、6回目の今回の検診は、当院の小児歯科専門外来を担当している種市先生のほかスタッフ2人と私を含む4人で訪問しました。

新型コロナウイルスの影響で、例年よりも実施を遅らせた検診は、感染防護やソーシャルディスタンスを確保して行なったため、通常よりも長時間の検診となりました。

検診を終えて、むし歯を持つ学生は本当に少なく、口腔健康の意識が高まっていることを実感することが出来ました。

中学生になると、運動や部活終わりにスポーツドリンクや炭酸飲料を飲むことも多くなりますが、これらは糖分が多く、むし歯リスクを上げてしまうため、習慣化させないことが大切です。

将来にわたって健康な歯を守るためにも、学校歯科検診のほかに、定期的に歯科医院で検診を受け、これからもお口を健康的な状態を維持し続けて欲しいと思います。

2020.10月号vol.76

保険適用で前歯も美しく

当院は、保険適用で特殊な白い被せ物の治療ができる認可を厚生労働省より受けています。

この保険が適用される特殊な白い被せ物は、ハイブリットレジンという素材で、残っている歯やお口の状況などで保険適用条件が定められています。

これまでは、適用条件を満たせば上下の前から数えて4~6番目の歯がハイブリットレジンでの被せ物治療ができましたが、10月より、前歯(手前1番目~3番目)にも適用となりました。

ハイブリットレジン素材は、『保険適用外のセラミック』に比べ、耐久性や、自然な美しさなどで劣ってしまいますが、これまでの保険適用の治療法に比べると、色も白く、噛み合わさる歯に対しても優しい素材になり、金属アレルギーのリスクもありません。

治療の際には、ご案内させて頂きますが、疑問などございましたらお気軽にお尋ねください。

2020.10月号vol.76

適切な歯ブラシ選びと交換時期

当院では、それぞれの患者様のお口の状態に合った歯ブラシをご案内しております。

皆さんは、歯ブラシをどのような基準で選ばれていますか?

健康なお口や歯を守るための歯磨きをするためには、自分自身に合った歯ブラシ選びや、適切な期間での歯ブラシ交換が大切です。

歯ブラシには、それぞれブラシの硬さや大きさがあり、ムシ歯予防に適した歯ブラシや、歯周病予防・改善に適した歯ブラシがありますので、お口の環境や年齢によって適した歯ブラシを使用すると、より大きな効果を得られやすくなります。

また、歯ブラシの交換時期も大切なポイントになります。

歯ブラシのブラシ部分が広がってきたり、ブラシの硬さが変わってくると交換する必要があり、ブラシの毛先の状態が悪くなると新しい状態と比べ、約4割も汚れの除去率が低くなってしまいます。

自分自身のお口の環境に合った歯ブラシ選びと、1ヶ月ごとの歯ブラシ交換が質の高いセルフケアに繋がります。

2020.10月号vol.76

奥歯が揺れるのは危険信号

奥側の歯で、指で軽く動かすとグラグラ揺れる感じがする歯はありませんか?

その揺れの正体は、「外傷性咬合(がいしょうせいこうごう)」が原因かもしれません。

外傷性咬合とは、就寝中の歯ぎしりや日常生活での食いしばりなどによって『特定の歯に強い負荷がかかる噛み合わせ』のことです。

自覚症状がないことも多く、放置していると歯を支える骨が脆くなり、痛みを感じる頃には重症化している場合も珍しくありません。

また、過去にムシ歯治療を受けた歯は、被せ物などの干渉によって外傷性咬合になりやすく、さらに歯周病も加わると進行スピードが上が

るため日頃からの注意が大切になります。

歯周病でも似た症状が出ますが、歯周病の場合は出血や腫れなどと共に周囲の歯にも症状が現れるのに対して、外傷性咬合は特定の歯が揺れる(動く)症状が出ます。

外傷性咬合により歯の揺れが大きくなると、歯を失う原因となることもあるので、歯の健康に自信があっても、定期的に歯科医院で検診を受け、噛み合わせに問題がある場合は噛み合わせの調整をすることで外傷性咬合の予防に繋がります。

2020.9月号vol.75

正しい食習慣で糖尿病予防

糖尿病または糖尿病の予備軍とされている日本人は、2,000万人以上と言われており、2000年前後の10年間で約1.5倍と上昇を続けています。

糖尿病になると、血糖値を体の力で下げることが難しくなります。

血糖値を下げるインスリンは、すい臓で作られますが、すい臓への大きな負担が長期的に続くことで、インスリンを産生する機能が失われていきます。

一度失われたすい臓の機能が戻ることはないため、糖尿病予防を意識した生活が大切になります。

糖尿病を予防するためには、規則正しい生活と適度な運動習慣、正しい食習慣を心がけましょう。

糖尿病予防のための食習慣というと、糖分摂取を控えるという印象を持たれる方も多くいますが、すい臓に負担をかけにくい食事も大切です。

日本人のすい臓は欧米人に比べ弱く、肉類や乳製品は大きな負担となってしまいます。

お菓子屋ジュースなど余分な糖分はできるだけ減らし、間食や夜食を控えて、すい臓を休ませることも大切です。

野菜や魚を中心とした腹八分目の日本人らしい食習慣が、糖尿病予防に繋がります。

2020.9月号vol.75

口腔ケアと誤嚥性肺炎

7月号のにしの通信では、口腔ケアと糖尿病の関係についてお伝えしましたが、糖尿病の他にも、口腔健康と全身の健康には深い関わりがあり、その一つに『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)』があります。

『誤嚥性肺炎』とは、食べ物や飲み物、だ液などが誤って気管や気管支内に入り、肺に細菌が慢性的に流れ込むことで引き起こされます。

食事中だけではなく、就寝中にもだ液が気管に入り込むため自覚症状がない方も多いのが特徴です。

高齢者の肺炎の75%は、誤って喉頭や気管に食べ物などが入ってしまう『誤嚥(ごえん)』に関連していることも言われています。

歯を一本でも失った場合には、適切な治療を受け、噛み合わせや咀嚼(そしゃく)、飲み込むなどのお口の機能を守ることが『誤嚥性肺炎』の予防に繋がります。

定期的に歯科医院でお口のメンテナンスを受けることが、お口の中の細菌を減らすことになり、正しい口腔機能をいつまでも守り続けることにもつながります。

2020.9月号vol.75

男2人のクワガタ採集

7月上旬に、仕事仲間と2人で赤井川村へクワガタ採集に行ってきました。

結果からお伝えすると、メスのクワガタ1匹のみという少し残念なクワガタ採集となってしまいました。

赤井川村に到着すると、首にタオルを巻き、頭にはLEDヘッドライトを装着、軍手をはき、虫カゴを持ち、まるで子どものように出陣しました。

昨年採集できたエリアからまわり、その途中では知人からの情報にあったスポットにも立ち寄りながら、40代の男2人で必死に探しましたが、見つかるのはアマガエルや名前も知らない虫ばかりでした。

少し山奥にも足を伸ばしましたが、採集できたのは冒頭にお伝えした偶然にも道路を歩く1匹のメスクワガタのみでした。

満足な結果にはならなかったですが、満天の星空の下、自然の香りを感じながらの会話も弾み、イベントとしてはとても楽しい時間になりました。

2020.8月号vol.74

治療後も痛みは続く?

皆さんが歯医者さんへ向かうときは、どのような気持ちでしょうか?「今日の治療は痛いかな?」

「自分の歯がどのような状態か不安だ」

など、様々な疑問や不安を抱えて来院される方も多いと思います。

治療が終われば全て問題は解決され、健康を取り戻し、痛みからも解放されると思われる患者様もいらっしゃいます。

しかし、歯科治療は、ほかの怪我や病気と同じように治療や処置を受けたからといって、すぐに完治しないものも多くあります。

むし歯の治療では、歯を削るときの熱や振動などによって神経が刺激されることで、治療後も神経が過敏になり、炎症を起こしたり痛みが出る場合もあります。

治療後の痛みの多くは、数日~1ヶ月ほどで消えますが、痛みを感じる期間は、硬いものを噛んだり、冷たいものや熱いものが治療した歯に当たらないようにお気を付けください。

また、被せ物や詰め物の噛み合わせが合っていない場合にも、歯根膜(歯と歯を支える骨の隙間にあるクッションの役割をする繊維)に負荷がかかることで痛みを感じることもあります。

むし歯の治療以外にも、歯の根の治療後に痛みを感じる場合もあります。

神経がない歯でも、その歯の根の周囲に細菌による炎症の治療では、治療や薬の刺激によって痛みが出ることがあります。

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膿が原因の場合は、消毒処置を継続していくことで解消される場合が多いですが、炎症によって周辺組織や骨を破壊されていると、程度によっては元の状態までの回復は難しくなります。

通常は1週間ほどで痛みは消えますが、痛みを感じる場合には処方された痛み止めのお薬を服用ください。

歯の根の治療後も、むし歯の治療と同様に、なるべく治療した歯では噛まないなど、治療によってダメージを受けている歯を守りながらの生活が大切です。

また、痛みが大きいときや痛みが長引く場合には、お気軽にご相談ください。