2019.12月号vol.66

令和元年を振り返って

今年も12月を迎え、2019年最後の「にしの通信」となりました。

皆さんにとって今年は、どのような一年だったでしょうか?

今年を振り返ると、『平成』が4月に終わり5月より、新しい元号『令和』が始まりました。

スポーツでは、記憶に新しいラグビーW杯が9月に開幕し日本中を盛り上げ、3月にはイチローが球界を引退しました。

スポーツのビックニュースでは、来年2020年東京オリンピックの

マラソン・競歩が札幌で開催されることに決定しました。

また、昨年に続き自然災害も多くありました。

1月には熊本で、2月には北海道厚真町で震度6を超える地震や、10月には台風19号によって、全国各地に大きな水害をもたらしました。皆さんそれぞれに、たくさんの出来事があったと思いますが、健康で安心できる生活と笑顔を大切に、新たな年を迎えていただきたいと思います。

2019.12月号vol.66

2019年のこうの歯科クリニック

当院は、12月で8周年を迎えることが出来ました。

一昨年から引き続き、同門会「北大歯学部高齢者歯科学教室」の理事長としての活動や、札幌市の口腔医療センターの所員としても、多くの責任と活動があった一年となりました。

また、昨年4月から活動を始めた大学時代の同期4人の歯科医師勉強会グループも、継続して活動することができました。

今年は、介護施設や資料従事者向けの「介護・口腔ケアセミナー」の運営サポートに参加するなど、高齢者の口腔ケアに関わる活動も多くありました。

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7月には診療時間の変更や、8月には、開院より当院の受付兼歯科助手として8年間勤務してくれたスタッフの退職や、新しいスタッフが加わるなど診療体制の大きな変化もあった一年とありました。

来年もこれまでの取り組みを継続し続けながら、新たな挑戦をしていきたいと思います。

2019.12月号vol.66

咬み合わせを支える歯ぐき

11月9日(土)は、私が所属する日本顎咬合学会の「認定医研修会」に参加してきました。

「咬み合わせ」は、お口の健康の形成に重要な役割をもっていますが、その「咬み合わせ」を支えるのは、健康な歯ぐきになります。

今回の認定研修会では、咬み合わせを支える歯ぐきの治療「歯周治療」について、全国的にも著名な申先生と水上先生の講演を聞くことができました。

少し意外かもしれませんが、歯を失う原因で最も多いのはムシ歯ではなく「歯周病」です。

歯周病は、ムシ歯と違い痛みがなく自覚症状が出るまでに時間がかかるため、症状が重くなってから受診されることもあります。

重度の歯周病では、外科的な治療が必要になる場合もありますが、最新の治療では、歯ぐきや歯周病によって減ってしまった骨を再生する歯周再生療法に期待が高まっています。

歯周病の原因は細菌であるため、予防のためには、自分自身のお口の環境に適した歯磨きや、定期的に歯科医院でお口のメンテナンスを受け、衛生的な口腔環境を維持することが大切です。

2019.11月号vol.65

シマリス公園 in 天狗山

先日、小樽「天狗山」の山頂にある「シマリス公園」に家族と行ってきました。

山頂までは、車でも行けますが、オススメは小樽の街と海を一望できるロープウェイです。

シマリス公園は、ロープウェイ山頂の乗降口のすぐ向かいにあり、数家族が訪れており、子ども達がシマリスに餌のひまわりの種を与えていました。

入場は無料で、園内に設置しているカプセルに入ったひまわりの種を購入し、待ち構えているとすぐにシマリスが寄って来ます。

園内にいるたくさんのシマリスは、人にも慣れているようで手に持ったひまわりの種を一つずつ食べてくれます。

こんなに至近距離で、しかも直接シマリスと触れ合ったのが初めてだった息子も大喜びでした。

シマリスの冬眠時期によって閉園するそうなので、行かれる際には必ず天狗山ホームページの確認をお忘れなく。

2019.11月号vol.65

医療連携における歯科の役割を考える

10月11日(金)の診療後は、札幌歯科医師会が主催した在宅医療に取り組む歯科医師の育成研修会に参加しました。

高齢社会の現代において、在宅医療という分野が重要になっているとともに、より積極的な取り組みが必要となっています。

研修会では、私が所属している「北大歯学部高齢者歯科学教室同門会」の准教授[渡辺裕先生]より、現在の要介護高齢者の状況や、介護現場で求められている歯科と医療介護連携についての講演を受けることができました。

これまで、高齢者や要介護高齢者にとっての医療とは、生命に直結するものが重要視されてきたことで、口腔医療について具体的な取り組みが行われていないことが多くありました。

近年では、口腔健康と全身健康の深い関係が証明されていることから、医療介護分野と歯科の連携の必要性が高まっています。

医療介護連携で歯科は、何を期待されどのような取り組みが必要なのかを一人ひとりの歯科医師が考え向き合う機会となりました。

2019.11月号vol.65

快適な入れ歯「金属床義歯」

食事や会話など、身近な喜びを支えるためにも大切な入れ歯です。

入れ歯には、たくさんの種類があり、大きく分けると保険適用と保険適用外(自費)になります。

保険適用の入れ歯は、比較的安価ではありますが、使用する材料や入れ歯の設計などに細かな制限が決められているため、患者様の要望にお応えできない場合があります。

保険適用外(自費)の入れ歯には、決められた制限がなく、患者様のお口の状況に合わせた入れ歯の設計が可能になるほか、理想的な材料などを使用することで、より快適な入れ歯を作製することができます。

代表的な保険適用外(自費)の入れ歯に「金属床義歯(きんぞくしょうぎし)」があり、材料には金属を使用するのが特徴になります。

金属を使用することで、入れ歯を薄くできるため、会話がしやすくなることや、食べ物の温度を感じる美味しい食事を摂ることができます。

そのほかにも、違和感が少ない、汚れが着きにくい、耐久性に優れているなどの特徴もあります。

現在の入れ歯で、会話がしにくい、食事が美味しく感じない、違和感があるなどのお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

2019.10月号vol.64

加熱式タバコ・電子タバコで健康は守れる?

最近は、タバコをやめて加熱式タバコや電子タバコに変えたという方も多くなっているようです。

一般的には、タバコよりも加熱式タバコや電子タバコは有害物質が軽減されているというイメージが強くなっていますが、実際にはタバコと同じように体への悪影響はあります。

加熱式タバコ・電子タバコは、ニコチンやタールの含有量が少なくなっていますが、心筋梗塞などの虚血性心疾患や肺がん、歯周病のリスクが軽減するという証明はされていません。

実際に、製品のパッケージやパンフレットには、肺がんや心筋梗塞、脳卒中、肺気腫へのリスクについても記載されています。

加熱式タバコでは、特にIQOS(アイコス)が普及を広げており、2016年末時点で300万台以上が売れ、通常のタバコからIQOS(アイコス)に切り替えた人は100万人以上とも言われています。

吸っている本人だけではなく、気化した煙の安全性についても実証はされていないため通常のタバコと同じように副流煙の影響も考えられます。

失ってから気づくことが多い健康ですが、誰にとっても大切な健康について見つめ直すことが大切と考えます。