2019.3月号vol.57

トレイルランニング体験

1月14日の成人の日は、トレイルランニングのイベントに参加しました。

トレイルランニングとは、山など不整地を走る競技で、近年のマラソンや登山ブームから火がつき人気が出て来ています。

宮の森にある「SAPPORO EXPERIENCE BABE」主催のこのイベントの講師は、全国でトップクラスのトレイルランナーでもあるサロモン所属の反中祐介さんでした。

イベントは、トレイルランニングをする上での注意事項やマナー、専用シューズの選び方などの講習から始まり、三角山をコースに体験することが出来ました。

雪道には慣れている私たち道民ですが、いざ雪の山道を走り続けると苦労もありました。

レクチャーを受けながら辿り着いた頂上からは、夏のマラソンや登山とは違う達成感と、草木のない景色が新鮮でした。

機会があれば、また参加してみたいと思います。

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2019.3月号vol.57

研修医時代の恩師による講習会

2月2日(土)は、私の恩師でもある野谷健治先生が講師を務めた講習会に出席しました。

私が野谷先生と出会ったのは、野谷先生が北海道大学高齢者歯科学講座准教授(後に北海道大学病院歯科診療センター診療教授)に就任されていた頃で、研修医だった私に歯科治療の知識と技術だけでなく、歯科医師として大切なものを教えて頂きました。

講習会では、主に保険が適用される「入れ歯」について、実際の症例をもとに学ぶことが出来ました。

歯を失ってしまった場合の多くは、入れ歯という治療を選択することになりますが、入れ歯は「入れ歯を支える歯」に大きな負荷をかけてしまうことから、お口の機能や咬み合わせの正確な診断と、お口の中で安定する入れ歯の設計が大切になります。

保険適用の入れ歯には、材質や設計に制限もありますが、出来る限り残っている歯への負担を減らし、歯を守る入れ歯を追求していくことが大切です。

45年以上も臨床に向き合い、今も北海道の歯科医療を牽引されている野谷先生の衰えない気迫を前に、研修医だった頃の初心を思い出すことが出来ました。

2019.3月号vol.57

喫煙と歯周病の関係

歯周病は、歯ぐきなどの歯の周りの組織に炎症を引き起こす感染症で、歯を失う最大の原因です。

歯周病の予防や改善のためには、歯科医院で定期的にお口のメンテナンスを受けることや歯科衛生士による歯周病治療を行うことで歯周病菌の数と活動のコントロールをしていくことが重要になります。

しかし、喫煙をされている場合、しっかりお口のメンテナンスを受けていても歯周病の進行を防ぐことが難しくなります。

喫煙は、全身の健康と同じように、お口の健康にとても悪い影響を与えてしまいます。

人の体や歯ぐきの中には血管が通っています。炎症が起こっている部位の血管からは細菌と戦う成分(白血球など)が出てきますが、喫煙をすると歯ぐきの血管は収縮してしまい、その成分が出にくくなります。

喫煙は、体の防御力を弱めてしまうため、歯周病菌を攻撃する働きも弱くなり、その結果歯周病が進行してしまいます。

禁煙に取り組むことが、健康そして歯周病対策への大きな一歩になります。

2019.2月号vol.56

歯を失う原因3位「破折」

歯を失う原因で最も多いのが「歯周病」です。

「歯周病」に次いで多いのが「ムシ歯」、そして「破折(はせつ)」となります。

歯周病やムシ歯に比べて、「破折」については聞き覚えがないという方も多いと思います。

破折の多くは、歯根破折(しこんはせつ)という『歯を支える歯の根』にヒビが入ったり、割れてしまった状態をいいます。

神経がある歯に破折が起きると、歯に痛みを感じる場合が多く、神経がない歯の場合は、歯ぐきが腫れたり、膿が出るなどの症状があります。

歯の根には、血管・神経が通っており、それらを失ってしまうと歯の破折のリスクが上がってしまいます。

また、破折の場合の多くは、歯を抜く治療になってしまいます。

歯の神経には、感覚を伝える役割があり、歯の根を通る血管には、歯に栄養を届ける大切な働きがあります。

ムシ歯の進行が大きい歯の治療などで、血管・神経を抜いてしまった歯には栄養が届かないため、その歯は弱くなってしまいます。

弱くなってしまった歯は、日常生活の「噛む」「くいしばる」などの負担から、破折してしまう場合があります。

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破折を予防するためにも、正しい歯磨きや、定期検診でムシ歯を予防することや、ムシ歯の早期発見・早期治療によって神経を守るムシ歯治療が大切です。

また、神経を失った歯は破折だけでなく、ムシ歯になっても痛みを感じないため、定期検診でレントゲン撮影による診断を継続して行くことが大切になります。

神経がある歯でも、「歯ぎしり」や「くいしばり」のほか、咬み合わせに問題がある方は、破折のリスクが高いので、定期検診の受診によって破折のリスクを下げることが大切です。

2019.2月号vol.56

1日4粒のキシリトール

キシリトールが含まれたガムやタブレットが店頭に並ぶようになり、キシリトールは一般的にも多く知られる成分となりました。

キシリトールは、ムシ歯予防に効果があることをご存知の方も多いと思います。

キシリトールには、ムシ歯をつくる「ミュータンス菌」を減少させることで、ムシ歯の原因となる酸の生成を抑制する働きがあります。また、甘みがあることから、だ液を多く出させる効果によってムシ歯になりにくいお口の環境をつくる働きもあります。

ムシ歯予防のためには、1日に4粒の摂取が効果が出る目安となっており、食後に取ることでより効果が期待できます。

また、ムシ歯になりやすい方は、間食後や就寝前に取ることも効果があると言われています。

また、キシリトールの摂取だけでムシ歯予防に繋げることは難しいので、しっかりと毎日の歯磨きと、歯科医院で定期検診の受診が大切です。

2019.1月号vol.55

新年のご挨拶

皆さま、新年明けましておめでとうございます。

今年の正月休みは、例年よりも長く休めたという方が多かったのではないでしょうか?

また、新たな目標を立てた方もいらっしゃるかと思います。

こうの歯科クリニックは、昨年に続き今年も患者さまの健康につながる質の高い歯科治療を目指していきます。

歯科治療は、ムシ歯や歯周病だけではなく、正しい噛み合わせを守るなどの役割もあります。

噛み合わせが悪く、一部の歯だけに過度な力がかかることで歯に亀裂が入り、その隙間からムシ歯菌が侵入することや、歯の寿命に関わることもあります。

当院では、すべての治療において、正しい噛み合わせに導く歯科治療を届けていきます。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

2019.1月号vol.55

フッ素の力でムシ歯予防

ムシ歯は、自然に進行が止まることはありませんが、初期の段階であれば治療の負担を最小限に抑えることが出来ます。

また、治療した歯は再びムシ歯になってしまうリスクが上がることから、特にムシ歯予防への取り組みが大切になります。

ムシ歯を予防するためには、毎日の正しい歯磨きと、歯と歯の間を衛生的に保つためのフロスや歯間ブラシを使ったセルフケアが大切です。

ムシ歯予防に効果がある「フッ素」には、歯を再石灰化することで歯を正常な状態に戻す作用や、抗菌作用のほかに、歯の表面のエナメル質を強化する働きもあります。

毎日の歯磨きでは、フッ素が含まれている歯磨き剤の活用と合わせて、定期的に歯科医院で歯のクリーニングをすることで、お口の衛生環境を保つことがムシ歯予防に繋がります。