2021.6月号vol.84

CAD/CAMシステムによる高精度なむし歯治療

CAD/CAM(キャドキャム)システムのプランメカフィット治療は、高精度なむし歯治療を可能にすることができます。

むし歯治療では、むし歯になってしまった部分を削り、削り取った部分を被せ物などで修復します。

プランメカフィットは、削った歯の模型や口腔内を専用スキャナーで読み込み、精度の高い修復物を製作します。

修復物は、圧縮されたブロックをミリングマシンで削り出し製作され、ブロックにはセラミック素材や歯科用プラスチック素材など、多くの種類があります。

治療部位や歯の状態に合わせて、最適なブロックを選択することもプランメカフィット治療では大切な要素となります。

2021.6月号vol.84

CAD/CAMシステム治療技術の向上を目指して

4月17日(土)の診療後は、当院で最先端歯科医療のCAD/CAM(キャドキャム)システムの治療について勉強会を開催しました。

CAD/CAMシステムは、コンピュータ制御によって歯の修復物(詰め物・被せ物)を設計・製作する治療システムで、当院のプランメカフィット治療になります。

勉強会には、当院と同じCAD/CAMシステムを導入している歯科医師2名と導入を検討している歯科医師1名が集まり、実際の臨床を想定した形式で行いました。

CAD/CAMシステムのプランメカフィット治療は、設備を導入するだけで患者様の健康に繋がる質の高い治療に繋がる訳ではありません。

この治療システムを活かすための知識や治療技術も必要になるため、製作された被せ物の接着やシステムの機能などについて深い知識と技術が必要になります。

今後もより質の高いプランメカフィット治療を届けていくための学びを継続していきます。

2021.6月号vol.84

競技者を守るスポーツマウスガード

4月28日は、スポーツ歯学スポーツマウスガードについてのオンラインセミナーを受講しました。

セミナーでは、スポーツをするうえでのマウスガードについて、最新の知見や必要性を学びました。

スポーツマウスガードの使用率は広がりを見せており、近年では陸上競技のほか、サッカーやバスケットボール、スキーでの使用も多くなってきています。

スポーツマウスガードの役割は、プレー中の事故や衝撃から歯を守るだけでなく、強い衝撃から脳や顎(あご)を保護し、脳震とうや顎の骨折、顎関節の損傷のリスクを軽減することが出来ます。

スポーツマウスガードを使用することで、パフォーマンスが向上するという話もありますが、選手が持つ運動能力が上がるということはありません。

簡易的なスポーツマウスガードが販売されてることもありますが、自分自身の歯型に合ったものでなければ効果が出ないため、スポーツマウスガードの使用する場合は、歯科医院で製作されることをお勧めします。

2021.5月号vol.83

CAD/CAMシステム治療技術の向上を目指して

4月10日(土)の診療後は、「CAD/CAM(キャドキャム)システム治療」についてのオンラインセミナーを受講しました。

当院にも導入しているCAD/CAMシステムは、コンピュータ制御によって歯の修復物(詰め物・被せ物)を設計・製作する治療システムです。セミナーでは、CAD/CAMシステムによって製作された修復物(詰め物・被せ物)が長期間歯にしっかり保持されるための接着について学びました。

修復物(詰め物・被せ物)を保持するためには、歯の削り方や接着する材料の選択をはじめ、歯に接着するまでのいくつもの工程で、精密で正確な技術が必要です。

CAD/CAMシステムの治療は、近年広がりを見せていますが、そのシステム、設備を使う私たちの技術向上を欠かすことはできません。

修復物(詰め物・被せ物)が、治療後早期に外れてしまう確率は、10~20%というデータがありますが、この確率をより下げていくことを目指した研鑽が大切と考えます。

2021.5月号vol.83

新型コロナウイルス感染予防に繋がる口腔衛生

お口の中には、どのくらいの細菌が生息しているかご存知でしょうか?一般的な成人のお口の中には、300~700種類の細菌が生息しており

歯磨きなどのケアをほとんどしていない人では1兆個もの細菌が生息していると言われています。

免疫力と口腔環境には深い関係があり、特に歯周病の方は、免疫力の低下だけでなく、心筋梗塞や糖尿病などの全身疾患リスクも大きくなります。

また、最近ではお口が衛生的な人ほど、新型コロナウイルスの感染リスクが低く、万が一感染しても重症化を抑えられる可能性が高いという報告もあります。

お口の衛生環境が悪いと歯周病になり、慢性的に歯ぐきに炎症が起きている状態になるため、出血や腫れが起こります。

このような状態は、新型コロナウイルスなどが口腔粘膜の細胞に結合しやすくなるほか、口腔粘膜の細胞表面を破壊し細胞内にウイルスを侵入しやすくさせてしまいます。

ウイルスから身体を守るためにも、お口の衛生環境は大切になりますので、毎日のセルフケアと歯科メンテナンスで口腔衛生を維持することが大切です。

参考:神奈川県歯科医師会HP

2021.5月号vol.83

歯科技工所の変革

最近は、新型コロナウイルスワクチン担当大臣として、テレビなどにも出演されることが多い自由民主党の河野太郎大臣ですが、内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)としての立場もあります。

現在、河野大臣が進める改革の一つに歯科技工界が取り上げられています。

改革の中心となっているのは、一つの歯科技工所内に複数の歯科技工所が入る歯科技工所の共同利用の概念です。

一言で歯科技工所といっても、その専門性は分かれており、保険の銀歯、審美性の高いセラミック、入れ歯など、技工所によって担当する技工が分かれています。

この改革が成立することで、専門性の高いそれぞれの歯科技工所が一つのフロアに集まり働くことができるため、より質の高い歯科技工がスピーディーに行われることになります。

昨年末に、当院でも導入した先進医療CAD/CAMシステムが普及し患者様のお口の情報が模型ではなくデータとして管理・製作することが可能になってきたことで、歯科技工士のリモートワークなど、その働き方は大きく変わってくる可能性があります。

歯科医療において、歯科技工士は大切なパートナーであるため、歯科技工所の在り方、歯科技工士の働く環境がより良くなる改革を期待したいと思います。

2021.4月号vol.82

差し歯について

「差し歯」とは、どのようなものかご存知でしょうか?

差し歯は、比較的大きなむし歯治療のときに、歯を削った後に被せる「歯の被せ物」のことを言い、クラウンとも言われます。

差し歯(被せ物)の構造は、どのようになっているのでしょう。

差し歯は、大きな虫歯での治療法になるので、歯の根だけしか残せない状態になる事が多いです。

その為、歯の根に人工の土台を立て、補強する必要があります。

そして、土台を補強し構築した後に、差し歯を被せて歯の修復が完了になります。

差し歯の治療では、土台を構築するための歯の型取りと、差し歯を作るための型取りが必要なため、通常型取りは2回行ないます。

土台を金属にする治療法もありますが、当院では残された歯の根を守るためにも、なるべく歯質に近い素材で土台を構築しています。

また、差し歯は、銀歯よりも歯の根や口腔健康を維持することに優れているセラミック素材を推奨しています。

2021.4月号vol.82

バランスが大切な自律神経

最近、疲れや眠気、動悸や息切れなどを感じることはありませんか?

このような症状がある場合、自律神経が乱れているせいかもしれません。自律神経は、末梢神経の1つで、自分の意思で動かす運動神経などの体性神経とは違い、自分の意思で動かすことができない神経です。

自律神経には、交感神経と副交感神経があり、この2つの神経バランスが大切と言われています。

自律神経の良いバランスを保つためには、生活習慣と食習慣、適度な運動という健康維持にも欠かせない3つの要素が大切です。

生活習慣では、寝起きから神経を興奮させないためにも少し早起きして余裕のある行動と1杯の水を飲み、陽の光を浴びることや、就寝の1時間半前に入浴することが効果的です。

食習慣では、お酒やタバコは控え、免疫細胞の75%が存在する腸を整えるために、食物繊維(発酵食品・納豆・チーズ・味噌汁)を意識的に摂取すると良いでしょう。

運動は、あまり激しくない方が良く、30~40分のウォーキングが効果的です。

また、根拠のない焦りや不規則な生活はできるだけ避け、音楽鑑賞や笑顔でいることを増やすことで気持ちを安定させることも自律神経を整えるために効果があります。

2021.4月号vol.82

美術家 風間天心

風間天心(かざまてんしん)という名前を聞いたことがあるという方はいらっしゃいますでしょうか?

美術家であり僧侶という一風変わった肩書きを持っている風間天心は、私の義理の弟でもあります。

東川町にある東川寺で僧侶をすると同時に、美術家としても活動を精力的に行なっており、個展活動や2016年には「JRタワーアートボックス2016」でグランプリを受賞しています。

2019年には、「みんなの心を前向きに新たな世へ歩み出すシンボル造り」というコンセプトで、基金を募り「大仏造立プロジェクト」を始動し、現在も活動を継続しています。

様々な形で自己表現し、行動を起こし続ける彼を陰ながら応援したいと思います。

2021.3月号vol.81

口腔健康と全身健康を守るための口腔衛生

歯周病は、糖尿病や心筋梗塞・脳梗塞をはじめ、アルツハイマー型認知症など全身健康と深い関係性があります。

歯周病と全身健康と同じように、口腔衛生と細菌感染にも深い関係性があることをご存知でしょうか?

むし歯や歯周病の原因となる口腔細菌は、どのように体の中に侵入するのでしょう。

口腔内の粘膜や細胞の表面は、細菌やウイルスから守るためのバリアの役割を持っています。

口腔細菌は、このバリアを剥がし、粘膜内にある毛細血管に侵入することで血流に乗って全身へと運ばれていきます。

むし歯や歯周病でも痛みなどの症状がない場合もありますが、そこには必ず細菌が存在しているため、しっかりと治療を受け、口腔内を衛生的にすることが、歯や口腔健康を守ることに繋がります。

また、口腔健康に自信を持たれている方も、歯磨きなどの毎日のセルフケアや、セルフケアでは取り除くことが難しい口腔細菌を除去する歯科定期メンテナンスの受診が、お口と全身の健康維持にとって大切です。