2021.11月号vol.89

セルフケアを支える歯磨き剤

お口の健康を守るために大切な定期検診に加えて、毎日の歯磨きなどのセルフケアもしっかり行なうことも重要です。

当院では、質の高いセルフケアを支える歯磨き剤として高濃度フッ素配合の『ジェルコートF』を推奨しています。

『ジェルコートF』は、一般的なペースト状の歯磨き剤と違って、

その名の通りジェル状になっています。

ジェルのため、歯と歯の隙間などお口の中の細かな部分にも浸透しやすく、滞留性も高いため、より効果を期待することができます。

2021.11月号vol.89

大切な定期検診

歯は年齢とともに失われていくと考えられている方もいらっしゃいますが、毎日の正しい歯磨きなどのセルフケアと悪くなったときにはしっかり治療を受けることで、いつまでも健康なお口を守ることができます。

そして、お口の健康を守るためには、定期検診も欠かすことができない大切な要素となります。

治療を終えてお口の健康を取り戻したあとは、歯科医院で定期検診を受け、正しいセルフケアができているかのチェックや歯のクリーニング、お口の状態の確認をしていくことが大切になります。

定期検診を受けることで、むし歯や歯周病のリスクを大きく軽減することができ、何か問題がある場合も、早期発見できることで、歯にダメージが少ない適切な治療が可能になります。

また、定期検診では、むし歯や歯周病だけでなく、顎の関節や口腔内の粘膜、入れ歯の状態も確認することで、お口全体の適切な健康管理ができます。

お口の健康を守り続けるためには、定期検診がとても大切になります。

2021.10月号vol.88

口腔がんや口腔粘膜疾患を見逃さないために

当院は、口腔がんや口腔粘膜疾患を出来るだけ早く発見し、早期治療に取り組んでいます。

口腔がんや口腔粘膜疾患は、小さな異常も見逃さないことが大切になるため、来院されるすべての患者様のむし歯や歯周病、噛み合わせの診査だけでなく、口腔粘膜の状態についてもしっかり確認しています。

治療受診のときだけでなく、定期検診で通院される方についても、むし歯や歯周病、噛み合わせの確認だけでなく、口腔粘膜についても前回の来院時と変化がないかを確認をしています。

口腔がんや口腔粘膜疾患を予防するためには、日頃から口腔内の健康状態を維持していくことが重要になり、合わない被せ物や入れ歯もリスク要因となります。

当院では、北海道口腔病理診断所と連携することにより、口腔がんや口腔粘膜疾患のスクリーニングを目的としての簡易的な細胞診を行う事も出来ます。

口腔病理検査については、当院スタッフまでお気軽にお尋ね下さい。

2021.10月号vol.88

お口の病気 ~口腔粘膜疾患~

先月号のにしの通信(9月号vol.87)では、自覚がないままに進行する恐れのある口腔がんについてお伝えしました。

口腔内の歯以外の組織を口腔粘膜と言い、口腔粘膜には、口内炎のように小さな症状から、口腔がんのように生命に関わる病気のリスクがあります。

口腔がんには、舌がん・頬粘膜がん・歯肉がん・口蓋がん・口底がん・唾液腺がんと6種類もあり、口腔粘膜の全ての部分に発生する可能性があります。

口腔粘膜には、口腔がん以外にも注意しなくてはいけない疾患もあり、総称して口腔粘膜疾患と言います。

口腔粘膜疾患にも多くの種類がありますが、そのほとんどは、潰瘍、腫瘤、水疱などの症状を呈する疾患になります。

お口の中は、歯や飲食による刺激を受けやすいため、安静な状態が保たれにくいことや、口腔細菌の感染による影響も受けやすいことが口腔粘膜疾患の原因になります。

また、口腔粘膜疾患の症状は多岐にわたることや、病変が2次的に変化するため、診断や原因の特定が難しい場合もあります。

2021.10月号vol.88

運動は脳も鍛える!?

皆さんは、脳細胞について考えられたことはないでしょうか?

脳細胞は、年齢を重ねるほどに減っていく、生まれたときに数は決まっているというようなイメージを持たれていないでしょうか?

ハーバード大学医学部のジョン・レイティ教授の著書「脳を鍛えるには運動しかない」では、脳を発達させるためには、勉強よりも運動の方が大切であることが伝えられています。

運動と脳には、どのような関係があるのでしょう?

運動をすると、脳の海馬に多く存在するBDNFという物質が分泌され、記憶力や学習能力が向上することが実験で立証されています。

この実験は、シカゴのネーパーヴィル大学で行われ、1時間目が始まる前に体操やランニング、ダンスなどの有酸素運動を実施しました。運動をした生徒は、成績が17%も向上し、ネーパーヴィル大学は理科世界1位、数学世界6位の成績を残すことができたうえに、実験に参加した生徒は肥満や血圧、心拍数も改善しました。

また、運動によってセロトニンが分泌されることから、精神疾患予防や改善にも大きな効果も期待でき、週2回の運動で認知症リスクを50%も減少させることも報告されています。

鍛えることが難しそうな脳や精神ですが、意外にも身近な「運動」という習慣と大きな関係があるそうです。

2021.9月号vol.87

口腔がんを早期発見する定期検診

歯ぐきや舌など、口腔内の歯以外を口腔粘膜と言い、口腔粘膜には細菌の侵入を防いだり、痛覚、触覚、温度覚を伝える役割や、免疫的防御機能も担っています。

口腔粘膜の病気でイメージが強いのは「口腔癌(こうくうがん)」ではないでしょうか?

口腔癌は、大きく進行するまで痛みが出ないこともあり、初期の段階では口内炎に似ていることから、本人が自覚するまでに時間がかかる場合が多くあります。

世界的にみると、先進国では口腔癌での死亡者数は減少傾向にありますが、残念ながら日本においては増加傾向となっています。

先進国において、日本では歯科定期検診の受診率が低いことが、口腔粘膜異常の発見が遅れる大きな要因となっています。

当院では、初めて来院された方や定期検診で来院された方への検査として、むし歯や歯周病だけでなく口腔粘膜の状態も診査し、口腔粘膜に問題がある場合は口腔外科専門医院と連携することで、早期発見、早期治癒に努めています。

2021.9月号vol.87

子供にもスポーツマウスガード

スポーツマウスガードは、オリンピック選手のようなプロアスリートから学生の部活動などでも使用率は広がりをみせています。

スポーツマウスガードは、プレー中の事故や衝撃から歯を守るだけでなく、強い衝撃から脳や顎(あご)を保護し、脳震とうや顎の骨折、顎関節の損傷のリスクを軽減することが出来ます。

子どものスポーツにおいては、競技中の強い接触は少ないので、歯が割れるなどの口腔外傷よりも、脳震とうに注意が必要です。

2020年には、イングランドサッカー協会が「11歳以下のヘディングは原則禁止」という規定を定めました。

子どもは、頭部の質量が小さく頭部を支える十分な筋力も備わっていないため、ヘディングによる衝撃が大きくなり、脳震とうリスクも高くなることが分かっています。また、世界一影響力があると言われている臨床医学ジャーナル「The New England Journal of Medicine」では、プロサッカー選手が高齢になったときに、認知症など脳の神経変性疾患で死亡する頻度が通常の3.5倍高かったという研究結果も公表されています。この研究結果とヘディングの因果関係は不明な点もありますが、スポーツに打ち込む子どもの安全を守ることも、私たち歯科医療従事者の取り組みの一つです。

2021.9月号vol.87

コロナ渦における学びのかたち

昨年から世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス(COVIT-19)の影響を受けて、私たちの生活は大きく変わりました。

個人的に大きく変わった一つに「学びのかたち」があります。

これまで、私たち歯科医師が歯科治療についての知識や技術を向上させるためのセミナーや研修会に参加するというのが一般的でした。しかし、現在は東京や大阪など遠方に学びに行くことが難しいこともあり、オンラインで受講できる仕組みが広がっています。

先日は、私が所属する顎咬合学会の咬合フォーラムや高度な入れ歯治療セミナー、口腔機能の衰えからくる摂食・嚥下障害についてのセミナー、当院で導入しているCAD/CAMシステム治療セミナーをオンラインで受講することができました。

これらのセミナーを全て現地に行って受講することは難しいのですが、オンラインであれば時間的余裕を持った中で学び、場合によっては再度視聴することも可能になります。

若手の歯科医師が治療の基礎をしっかり学ぶことや、より高度な優れた治療技術を学ぶためには、講師の手技を実際に見て学べる従来型セミナーに勝るものはありませんが、多くのセミナーを受講し深い知識を得るためには、オンラインセミナーという形式はとても有効だと感じます。

2021.8月号vol.86

金属資源高騰による銀歯への影響

数年前にむし歯治療で銀歯を入れたときと比べて、治療費が高くなっていると感じた方はいないでしょうか?

銀歯は、その名の通り「銀」で作られていると思われる方も多いと思いますが、その成分は金12%・銀46%・パラジウム20%とその他銅や亜鉛を加工し作られています。

それらの金属は限りある資源としてや世界情勢、自動車産業などの影響により急激な高騰が続いています。

特に、金やパラジウムは2016年頃から異常な値上がりを続けており、15年ほど前に比べると約5倍の価格となっています。

保険が適用される銀歯は、相場に合わせて定期的に治療費が改定されており、国によって定められた治療費は、全国の歯科医院で同じ治療費になります。

当院で導入しているCAD/CAMシステムのプランメカフィット治療は、保険適用外のセラミックのほか、保険適用の白い被せ物を作製することができ、銀歯の被せ物と比べても金額差が少ないことから、プランメカフィット治療を選択される方も増えてきています。

治療費について不安がある場合は、お気軽にお尋ねください。

2021.8月号vol.86

大谷選手も実践していたマインドマップ

有名な話ですが、大谷選手は高校時代に「8球団からドラフト1位指名」という目標を立て、その目標に向かうために必要なことを図にしていました。

このような図をマインドマップなどと呼びますが、近年では多くの企業でも取り入れられています。

マインドマップは、1960年代にイギリスのトニー・ブザンが考案したもので、頭の中にある思考や連想されていくことを「見える化」するための仕組みです。

マインドマップは、創造性を高め、記憶や学習、発想などに高い効果を発揮すると言われており、一目で自分のやるべきことが把握できるツールのため、私も毎日やるべきことや勉強会に向けての取り組みで活用しています。

マインドマップは、もちろんノートに手書きで作成することもできますが、作成を分かりやすく進めることができる無料アプリもたくさんありますので、目標がある方や考えがまとまらない課題がある方は、是非お試しください。