2018.12月号vol.54

2018年を振り返って

12月になり、2018年最後の「にしの通信」となりました。

今年は、皆さんにとってどのような一年だったでしょうか?

2月に開催された平昌オリンピックや、6月に始まったロシアW杯など、スポーツに盛り上がったという方も多かったと思います。

また、自然災害も多くありました。

7月の西日本豪雨では、記録的な大雨により岡山や広島を中心に、愛媛や兵庫でも大きな被害を出し、9月には北海道でも地震によって道内全域が停電するなど、日常生活に大きな影響を与えました。

この一年で、災害についての意識が大きく変わったという声もたくさん耳にしました。

皆さんそれぞれに、たくさんの出来事があったと思いますが、健康で安心できる生活と笑顔を大切に、新たな年を迎えていただきたいと思います。

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当院は、今年で7年目を送ることが出来ました。

昨年、私が所属している同門会「北大歯学部高齢者歯科学教室」の理事長就任や、札幌市の口腔医療センターの所員にもなったことで、診療のほかにも多くの責任と活動がありました。

今年の1月には、歯科治療の知識・技術をより追求していくための「5-D JAPAN 年間コースセミナー」も無事に修了することができ、歯科治療の質と向き合うことが、これまで以上に出来たと思います。3月からは、月に1回程度、介護施設に実際に赴き「介護・口腔ケアセミナー」の運営サポートに参加など、これまで機会が少なかった分野への取り組みが出来ました。

また、4月からは、大学時代の同期4人の歯科医師で勉強会グループを立ち上げ、大学時代を共に過ごした友人達だからこそ出来る日常の診療に深く関わる学びを継続するための活動も始めました。

来年もこれまでの取り組みを継続し続けながら、新たな挑戦をしていきたいと思います。

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2018.12月号vol.54

健康を守る予防歯科セミナー

11月11日(日)は、『CAMBRA(キャンブラ)歯科予防セミナー』に参加しました。

『CAMBRA予防システム』は、カリフォルニア大学サンフランシスコ校 歯学部長フェザーストーン教授が提唱しているムシ歯予防システムです。

皆さんご存知のように、歯は皮膚や臓器と違い、自然治癒することはありません。

ムシ歯や入れ歯など歯科治療の多くは、機能を取り戻すための修復になることから、悪くならないための『予防』がとても大切です。海外では予防の実績が高く、日本でも予防に対する考え方が見直されてきています。

セミナーでは、歯科定期検診による予防歯科のほかにも、歯を守るために大切な毎日の歯磨きなどの『セルフケア』の重要性についても改めて認識を深めることが出来ました。

これから先の、健康で安心できる生活をお守りできる歯科医療を届けていきます。

2018.11月号vol.53

健康を守る「後期高齢者歯科健診」

10月より、後期高齢者医療に加入されている方が年一回の歯科健診を受けることが出来る「後期高齢者歯科健診」が始まりました。

「後期高齢者歯科健診」は、地域の方がいつまでも健康で、これから先も美味しい食事を楽しむためにも大切なお口の健康をお守りしていく取り組みです。

健診では、歯や歯ぐき、咬み合わせを中心にお口の状態を検査するほか、口腔乾燥や口腔機能についても診査致します。

また、会話や食事の運動に関わる「舌」や「嚥下(えんげ)」「咀嚼(そしゃく)」の機能も検査し評価することが出来ます。

先月号の「にしの通信(10月号vol.52)」でもお伝えしました、お口の機能の軽微な低下や食の偏りなどを含んだ、心身の衰えのオーラルフレイルを予防し、健康寿命に繋げていく為の「後期高齢者歯科健診」です。

申し込み方法は、札幌歯科医師会に登録されている指定歯科医院の受付か、お電話で直接お知らせのうえ、受診の際には「北海道後期高齢者医療被保険者証」をお持ち下さい。

ご家族に、ご高齢の方がいらっしゃる場合には「後期高齢者歯科健診」ご案内をお願い致します。

2018.11月号vol.53

正しい食習慣でムシ歯予防

ムシ歯から大切な子どもの歯を守りたいと思い、毎日の歯磨きに加え、定期検診に通院されるご家族も多くいらっしゃいます。

体の健康と同じように、歯の健康にも食習慣が影響することをご存知でしょうか?

お口の中は通常「中性」で、この状態のときはムシ歯になるリスクは下がっていますが、食べ物を口の中に入れると「酸性」になり、ムシ歯リスクが上がります。

だ液は、酸性になったお口の中を中性に戻す働きがあり、ムシ歯から歯を守る大切な役割を持っています。

ムシ歯を予防するためには、食事と食事の間隔をしっかりとることで、お口の中を中性に戻すことが大切です。

継続的に間食し、常にお口の中が酸性の状態が続いてしまうとムシ歯になる可能性が高くなり、間食がお菓子など糖分の高いものであれば、さらにムシ歯リスクが上がってしまいます。

健康に夏休みを過ごすためにも、食事やおやつの時間をしっかり決め、規則正しい食生活を送ることがムシ歯予防につながります。

2018.11月号vol.53

8月・9月歯科の祭典デンタルショー

8月18日(土)は札幌パークホテル、9月29日(土)は札幌ファクトリーにて、『デンタルショー』が開催され参加しました。

それぞれ主催は違いますが、どちらのデンタルショーも毎年開催され、歯科に関連する治療器材や最新診療システムなどの歯科関連メーカーが出展します。

これまで使用していない歯科材料や診療機器などを実際に見て、使用することも出来るデンタルショーは、私たち歯科医療従事者にとって、とても貴重なイベントです。

今回のデンタルショーでも、様々な製品を確認することができ、今後の「こうの歯科クリニック」でも活かしていける多くの情報を得ることができました。

常に新しい情報を取り入れ、最新の歯科医療を知ることを継続していきたいと思います。

2018.10月号vol.52

一本の歯を失ってしまったときの治療

皆さんは、人の歯は何本あるのかご存知でしょうか?

人の歯は、通常「親知らず」を入れると32本あり、親知らずを全て抜いている方は28本になります。

それだけたくさんの歯があるなら、一本くらいなくても問題ないだろうと考えてしまう方もいらっしゃいますが、それぞれの歯には役割があり、また一本の歯がないことでお口全体に影響を与えることもあります。

一本の歯を失った場合には、固定式の「ブリッジ」、取り外し式の「部分入れ歯」のほか、インプラントの3つの治療法から選択することになります。

固定式の「ブリッジ」は、前後の歯を削りしっかり固定する治療のため、違和感も少なく、噛む力も維持しやすい治療です。

取り外し式の「部分入れ歯」は、歯を削らずに出来ることや、将来ほかの治療に移行しやすい治療ですが、固定するバネ(金具)が見えてしまったり、強く噛むことが出来ません。

特殊な治療の「インプラント」は、本来の歯に近い感覚を得ることができますが、手術や適応を判断するためには特殊な診断が必要になり、治療費も比較的高額になります。

歯を失い始めるのは、40代・50代からが最も多く、「奥歯」から歯を失っていく場合がほとんどです。

歯を失わないためにも、出来るだけ早くから歯科医院で定期的にお口のメンテナンスを受けることが効果的ですが、歯を失ってしまった場合には、患者様のお口の状態や失った歯の部位、患者様の生活を含めて話し合い、治療法を選択していきます。

2018.10月号vol.52

健康寿命とオーラルフレイル

8月26日(日)は、私が所属している「北大歯学部高齢者歯科学同門会」参加してきました。

今回の同門会では、「オーラルフレイル」についての講演が行われました。

「フレイル」は、高齢によって心身の機能や活力が衰え虚弱になった状態のことで、要介護予備群として注目されています。

フレイル期は、健康と要介護の中間の状態ですので、要介護の危険性が高まるだけでなく、健康寿命を達成できる割合が低くなると言われています。

高齢者の健康的で快適な食生活を支えるためには、歯の本数だけではなく、お口の働き(口腔機能)の衰えをしっかり守っていくことが重要とされ『オーラルフレイル』が提唱されています。

お口に関する小さな衰えを放置したり、適切な処置がされないことによって、口腔機能の低下、食べる機能障害からはじまり、心身の機能低下につながることに警鐘を鳴らした概念になります。

当院は、高齢になっても健康的な生活を送るための歯科医療をお届けします。